肋間神経痛について

 

突然、前触れもなく肋骨の辺りに激しい痛みが「うっ」と来る。

 

ズキズキや、チクチク、痛みはずっとではなく、しばらくすると痛みも治まる・・・またしばらくするとあの痛みが・・・。

 

胸のあたりの痛みは「もしかして心臓になにか?」「肺とか何か悪いの?」と、場所が場所だけに心配になりますよね。

そういった肋骨周りの痛みは肋間神経痛の場合があります。

 

背骨から肋骨にかけて肋間神経という神経が通っています。

 

字のように肋骨の間を通っている神経ですね。

肋間神経痛は、鈍痛よりも、ズキズキっとや、チクチクっといった刺すような鋭い痛みが、前触れもなく急に起こることが特徴です。

 

痛みは数秒ぐらいの人もいたら、数分ある人もいます。

 

 

一口に肋間神経痛の原因も様々です。

 

・肋骨の骨折や胸椎の圧迫骨折、打撲、ヘルニアなどの外傷からくる痛み

 

・ストレスや冷えなどから肋骨や背中が固まって起きる痛み

 

・姿勢の悪さや運動不足、身体の使い過ぎなど、背骨や肋骨の歪みからくる痛み

 

などがあります。

 

あまりに痛みがくる頻度が多い方や心配な方はまず、病院で診察を受けてみたらよいでしょう。

 

背中が固まったり、歪んだりすることが原因だと、肋骨と背骨を整えてあげると負担と圧迫が減ってくれます。

 

 

肋骨は背骨の横からそれぞれ出ています。背骨の胸椎1番~12番から肋骨が出ています。

 

肋骨が前の方まで伸びて、肋軟骨と呼ばれる軟骨とくっついて、真ん中の胸骨と連結しています。

 

ちょうどカゴのようになって、中に肺、心臓、胃など内臓が収まります。これを胸郭と言います。

 

前の軟骨があることによって、呼吸で肺が膨らんだり縮んだりでき、身体の動きにも柔軟性を持たせています。

 

 

しかし、この胸郭、背骨から出ているという事は・・・

 

背骨や姿勢の歪みが出ると、ダイレクトに肋骨も歪んでしまう訳です。

 

例えば、背骨が右に向かってねじれるとします。

 

 

↑そうすると、背骨のねじれにより、後ろから見ると肋骨の左側が膨らみます。

 

右側は、前の方にねじれるので、後ろから見るとへこみます。

 

 

↑反対に前から見ると、右側にの肋骨は前に膨らんで、左側はへこみます。

 

 

このように背骨のねじれ、歪みで肋骨も歪んでしまいます。

 

先ほどの写真は、単純に横に回転しての歪みですが、猫背のように前かがみに歪むと後ろがふくらんで、 前が縮こまってしまったり、真横に傾くと肋骨の高さが左右違ってしまったりと・・・

 

その人それぞれ、生活や身体の動かし方によって背骨と肋骨の歪みは様々です。

 

そういった歪みがきつく出てしまっている人に、「肋間神経痛」などの痛みが出やすいです。

 

姿勢の悪い方はもちろん、スポーツをバリバリやっている方、更年期にさしかかって筋力が落ちてきた女性、出産後で歪みの出やすいママさんなどにきつく出る人も多いです。

 

 

当院での肋間神経痛に対する施術

 

せせらぎ整体では、肋間神経痛に対しての施術は、肋骨の歪みだけでなく、まずは骨盤、背骨の歪みを整えていきます。

 

意外に思われる方も多いですが、腕や足の使い方次第でも肋骨は歪んできます。

 

からだの軸となる骨盤、背骨を整えて、さらに手足のねじれも整えていきます。

 

そうすると身体全体が整っていき、最後に肋骨の歪みを戻してあげると、圧迫がやわらいでいきます。

 

いきなりきつく肋骨をバキバキとやったりなどは致しませんのでご安心ください。

 

全体を整えて、無理なく施術していきます。

肋間神経痛の痛みにお悩みの時にはご相談ください。